オールドセーラム

ウインストンセーラム市(ノースカロライナ州)

オールドセーラムの町並み1999年、4月と10月の2回、ウインストンセーラム市にあるオールドセーラムに行って来ました。
アメリカの歴史を偲ばせる、「生きた歴史の町」です。

日本ではあまり知られていませんが、なかなか雰囲気が良くてちょっとお気に入りの場所です。オールドセーラムの公式ページ
オールドセーラムの歴史とあれこれ

オールドセーラムの場所

この町は1766年にモラビア教会という、キリスト教の初期プロテスタントの一派が設立した町です。
最初はジョージア州のサバンナという町に教会を設立しましたが失敗。この移民が北上し、ペンシルバニアに入り、後にノースカロライナ州に移ったようです。

セーラムはアメリカ南部に移住してきた人々の為の道具や工芸品をつくり、販売し、また宗教的な必要性にも応じた為に繁栄していきました。

町中が家屋敷を含めて教会によって所有され、住民の経済的、宗教的活動が教会の統制によって行われ、住民は年齢、性別、未婚、既婚の別によって教会の各組織に配属されていたそうです。

ここで面白いのが当時の女性は頭に白い頭巾のようなものをかぶっているのですがそれを結ぶアゴ紐のリボンの色がちゃんと色分けされているのです。
未婚女性はピンク、既婚女性は、未亡人はだそうです。

現代社会だったらすぐに女性団体から抗議が来そうですよね。(^_^;)
男性も同様に区別されていたようですが外観はどうだったんでしょう?

ちなみにオールドセーラムには各展示館に当時の衣装を着けた案内の方がいらっしゃいます。

さて、当時の日常生活は熟練した職人たちの生産活動がささえになっていたようです。
この様子はシングルブラザ−ズハウスで見ることが出来ます。

しかし19世紀半ばにはセーラムの町は教会組織の町から教会の統制を受けない町へと変化していきました。

その後も独立したコミュニティとしての立場を維持してきましたが、この頃、北側のウインストン地区が商業中心地として発展し、1913年ウインストン市と合併。
今日のウインストンセーラム市になりました。

現在はオールドセーラム法人によって町並みが保存、公開されています。
入場
公開はクリスマス(12月25日)を除いて毎日です。

入場の時にくれるガイドビジターセンターは平日が午前9時、日曜日が12時30分からの開館です。
お金を払うとチケットをくれますが、これは各展示館への入場チケットになるので、提示を求められたらすぐ出せるようにしておきます。
チケットは2日間有効です。

でも、展示館に入らず、オールドセーラムの町並みを散策するだけなら無料。

なお日本語のビジターガイドもチケット購入時に申し出れば貰えます。

私が購入したのは7つの展示館に入場可能なチケットで大人一人15ドルでした。
他にもいろいろな種類のチケットがあります。

春のオールドセーラム10月のオールドセーラム
4月に行った時にはハナミズキ(ドッグウッド)が満開、10月は紅葉のさかりとはいきませんでしたが、ハナミズキの葉は色づいて来ていました。
街中をうろうろ
10月に行ったのが日曜日。
午前中についてしまったので、まだオールドセーラムの中はどこも開いていない(/_;)

皆教会に来てるので路上駐車がやたらと目につきます。
でもお昼を過ぎたらあっという間に消えてしまった。

街中をうろうろしているとトランペットを片手に持ったおじいさんがやって来ました。
「演奏は2時半からだぞ」とおじさんは言います。
どうやら近くの教会で演奏があるみたいでした。

あまり長居するつもりはなかったので演奏は聞きませんでしたが、ピーターさんと名乗るこのおじさん、76歳で30年以上トランペットを吹いているとか。
かくしゃくとしていてかっこいいおじいさんでした(^^)

展示館見所案内

ボーイズスクール(Boys School)
ボーイズスクール1794年から1896年まで、男子校として使用されていた建物で、オールドセーラム地区の生活文化に関する展示があります。
水道施設の展示が興味深かったです。
ちなみに女子校Girls Schoolは現在のセーラム大学(女子大)だそうです。
シングルブラザーズハウス(Single Brothers House)
シングルブラザーズハウス結婚していない男性たちが住み込んで、各自の仕事に携わった場所です。
寮みたいなものだったのかなぁ。
当時は14歳以上の男の子の大半がここで工芸技術を学んだようです。
手作りスプーンを作る職人さん訪問すると家具製造や昔ながらの鋳型で作る手作りスプーンなどの実演を見せてくれます。
他に展示してあるのは機織、染物、仕立てなどなど。
家具製造の実演をしていたおじさんには何でも聞いてくれって言われたけど、何を質問していいやら…(^^;;;

ホールにあるパイプオルガンは200年前のもので、自動演奏を聞かせてくれました。
なかなか重厚な音でしたよ。
ウインクラーベーカリー
ウインクラーベーカリー昔ながらの薪でたくかまどの残るパン屋さん。
日曜日以外なら実際にパンを焼いているとのことだけど、行ったのがど日曜日たったので見たのはかまどだけ(^_^;)

夏に行ったら熱そうだけどね(笑)

オールドセ-ラム名物のクッキーやパンもここで販売しています。
試食も可能。
シュガーブレッドを買ったけど、ブラウンシュガーの風味がきいていておいしかった〜^^
セーラム・タバーン(博物館)Salem Tavern (Museum)
ジョージ・ワシントンの泊まった部屋?セーラムターバン表側です裏庭からみたところ
タバーン(Tavern)というのは宿泊所と言う意味だそうです。
セーラムで製造された製品を買いに来たお客の宿泊施設ですね。

かのジョージ・ワシントンも泊まったとかで、手紙(複製ですが)の展示もありました。
ミクシュタバコショップ
アメリカでもっとも古いタバコ屋さん。

そう言えばウインストンセーラムはタバコ会社のRJレイノルズ社があります。
マーケットファイヤーハウス
消防車の車庫でもあり、新鮮な肉を売るマーケットでもあったところ。

取り合わせが妙だよね(^_^;)
ジョンボグラーハウス
シュルツ靴店
実際に手作りで靴を作っているところが見られます。
店舗と自宅が別だそうで、本当に小さな靴屋さんという感じです。
ビアリングハウス

その他の関連史跡

ホームモラビア教会
ホームモラビア教会石造りの重厚さが印象に残る教会で3世紀の歴史があるとか。

オールドセーラム地区の展示施設ではありませんが、ここに来ると写真をつい撮ってしまいます。
イースター(復活祭)翌日から感謝祭前日まで、結婚式等の特別な礼拝がなければ午後1時半から3時半まで中を公開しているとか。

一度中も見てみたいです。
墓地

アメリカの墓地はどこへ行っても整然として、あまり恐くないですね。
墓石が統一されているのでここは更に整理された印象です。

アメリカのお墓にはよく造花が飾ってありますが、ここにはありませんでした。
菜園など
オールドセーラムのお花畑
オールドセーラムのあちこちで菜園が見られます。
もともとはセーラム地区の人たちが実際に自給のためのものだったようです。

綺麗だったので写真を撮ってみましたが場所は忘れました(^_^;)

またセーラムタバーン横のタバーンダイニングルームでは食事が出来ますが、ここの裏庭には藤棚があります。
ちょっぴり後悔

オールドセーラムの中にはいくつかの土産物店があります。
ここでちょっとしたカードのセットを買ったのですが、今かなりこのカードがお気に入りなのです。

このカードの絵を描いたSusan Soloway という方は画家で奥さんで3児の母なのだそうですが、オールドセーラムにある南部初期装飾美術館(Mesuum of Early Southen Decorative Art 略称MESDA)の影響を受けているとか。
行けば良かった…

今度機会があったらぜひ訪問してみたいです。

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