アメリカのしっぽ

みずきのニッポン生活雑感

帰国しました
2003年12月18日、みずきはとうとう日本に帰国しました。
日本で渡米前に預けていた荷物、アメリカから送った荷物、新しく買い揃えることになった電化製品などが揃って自宅に入ったのは、年末も押し迫った27日。
大騒ぎしながら、なんとか食べることと寝ることは出来るようになって無事に2004年を迎えました。

でも7年間も日本を離れていたせいで、生活の中で戸惑う場面、疑問に思うこともしばしばあります。
もともと生まれも育ちも日本、自分の中のアイデンティティも間違いなく日本人の私ですが、アメリカ時代の生活観をしっぽみたいに引きずっているので、日常生活の逆カルチャーショックを勝手に「アメリカのしっぽ」と名づけました。
頂くメールの中に、「日本での逆カルチャーショック体験を書いて下さい」というものもありますし、私なりの帰国してからの日本での生活の感想を書いていけたらいいなあ、と思いこのページを作ってみることにしました。
よろしかったらお付き合いくださいませ。m(__)m

スロープは誰のため?
先日、焼肉とお寿司の食べ放題の店に行ったときの話です。
日曜日ということもあって、お店は非常に混雑していて、駐車場に車を止めるのも、警備員の誘導を待って…という状態。整理券を取って食事が出来るまで、だいたい30分待ちとのことでした。

やっと車を止めて店の前で、整理券を片手に待っていると不思議なことに気づきました。
車椅子を使われる方のためのスロープはあるのに、そこを塞ぐ形で、車が停まっているのです。駐車スペースの区切りは見当たりませんでしたから本来は駐車場ではないのでしょうが、混雑していたので、そこに誘導されてしまったのでしょう。

あ〜あ、これってスロープがあっても意味がないなあ、と思っていたそのとき、お店の中から車椅子の方が出てこられました。介護の方が車椅子を押しながらスロープを下っていったのですが、やはり車に阻まれて駐車場に出ることができません。
どうするのかな、と見ていたら介護の方が警備員に何事か話しかけていました。
そしてさらに警備員の方が、該当の位置に止まっていた車に乗っていたドライバーに一旦移動してもらうよう指示をして、車椅子の方はなんとか無事に駐車場へと出て行きました。
その後はやっぱり車がスロープをふさいでいました…。

これってもしその車にドライバーの方が乗っていなかったらどうなっていたんでしょうか?

レストランの車椅子用スロープが法的に設置を義務付けられているものなのかどうか、私には良くわかりませんが、あってもこれでは全く意味を成していないと思います。
日本は土地が狭いから駐車場が狭い、とは良くいいますが、最近身体障害者の方のための駐車スペースも出来ているようですね。該当のお店の駐車場にもありました。

アメリカだったらどうなっていたんでしょう。
多少の混雑なら警備員が出ることはなさそうですが、もし警備員がいて、そんなところに誘導したら警備員の方が怒られそうです(^^;;;
日本でだって、そのスペースに駐車したのは警備員が誘導したからであり、心の中では「???」と思っていたかもしれません。

お店が忙しいのも、混雑しているのもわかるけど、たった1台の駐車スペースのためにせっかくのスロープは意味をなさなくなってしまいます。

アメリカの徹底した弱者保護の社会を見てきたから、と言うのではなく、ほんの少しの思いやりで、誰もがもっと暮らしやすい社会になると思うのですが…。
2004/02/24


ノースカロライナリポート

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