2002年12月ウィンターストーム

2002年12月4日(水)、5日(木)にアメリカ東部から南部にかけてひどいウィンターストームが襲いました。
新聞等の報道によると、ピーク時にはノースカロライナ周辺だけでも停電は200万世帯に及び、多くの人々が電気の供給されない中で不安な夜をすごしました。
みずき家も5日朝から約30時間に渡って停電しました。
これだけひどいウィンターストームはあまり前例がありませんが、記録としてウェッブに掲載したいと思います。
一部の写真は、クリックすると別ウィンドウで表示されます

凍りついたパンジー

ウィンターストームドキュメント

12月4日(水)
前日からローカルニュースやWeather Channel等の天気予報では雪の予報が出ていたため、朝から外出しない覚悟で家に居ることに。出勤前に主人からも外出禁止を言い渡される。買い物等も済ませておいたのでそれなりに食料はある。

前日見た予報では朝6時ごろから雪との予報だったものの、朝7時の時点では曇ってはいるもののまだ雪の気配はなし。片づけをしたり、ネットをしたりして過ごす。
午前9時過ぎ
雪が降り出しているのを確認。雪の結晶はそれほど大きくないように感じる。
昼前
友人から電話。小学校が11時でクローズド(休校)になったため、お子さんを迎えに行ってきたとの話。
外を見ると雪の粒は大きくなり、かなりの量が降っている。いよいよ…という感じがする。
TVで状況確認すると、かなりの学校関係が今日は途中で授業を切り上げたらしい。
教会、ディケア等の中止情報も同時に流れる
昼過ぎ

残り物でランチを済ませて、郵便物チェックに外に出る。玄関を開けるとざーという凄い音。
どうやらみぞれ交じりの雪らしい。もう一帯は白く雪化粧。

でもこのころはかなり余裕。
家の中で飾ったばかりのクリスマスツリーの写真をHP用に撮ったりしていました。
午後4時ごろ
デジカメで雪の風景の写真を撮影。
この時点で積雪は目測で2インチ(4〜5センチ)程度

いつもの同じ時間よりよりかなり暗いです。設定をモノクロモードにしたわけじゃないのにまるで白黒写真。
午後6時過ぎ
いつもより早く主人が帰宅。
車の上は雪だらけ。フロントガラスの雪と氷を落とすのにかなり苦労したらしい。
主人の話によるとすでに3インチ(6〜7センチ)程度の積雪はあるらしい。
この後は普段どおりに食事、お風呂などを済ます。

TVを見ているとシャーロットの空港では3000人がこの悪天候で足止めされているらしい。
ニュースでは停電情報も流れていたが、この時点ではまだ実感ゼロ。
深夜12時ごろ
気になってカーテン越しに外の様子を確認すると雪はフリージングレインに変わったらしい。
庭木の枝に氷がついているのが確認できる。
でもこの時点ではそれほど酷くはなかったので、こんなものだろうと思い就寝することに。
ただしケーブルテレビの映りがおかしくなっている。衛星放送のTVJAPANは映るので、ケーブル側のトラブルと判断。
就寝前にメールと掲示板のチェックをしようとすると、一瞬電圧が下がったらしくパソコンの電源に入れてある無停電装置が瞬間的に作動する。
停電かと思いヒヤッとするものの、いつもどおりPCの電源を落として就寝。

12月5日(木)
午前4時ごろ
目が覚めたので、TVの天気情報をチェックしようとするが、ケーブルのチャンネルがまったく映らない。あきらめてPCを立ち上げて天気予報の確認と掲示板チェック。
テレビが映らない…と掲示板にぐちを書き込んで、PCを立ち上げたままもう一度就寝。
午前6時

左の写真は前日の午後4時ごろに撮った写真とほぼ同じ位置から同じ方向を向いて撮ったもの。
真中と右の写真は、折れてウッドデッキに垂れ下がった木の枝。表面は氷だらけ(^^;;;

無停電装置の電圧低下のアラーム音に主人と二人、起こされる。
立ち上げたままだったPCを即効で落とし、主人と家の中を確認。停電。
外を確認すると、氷の重さで庭の木が折れ曲がって、一部は枝が折れている。かなり酷いフリージングレイン…。
ノースカロライナに来てから、何回かフリージングレインは経験しているがこんなのは初めて。

停電なので気温が下がっているかと思いきや、家の気密性が高いのか、温度計の表示は華氏70度(摂氏20度ほど)

前日の時点で、主人の会社の始業は2時間遅れというのが決定していたので、寝なおす(笑)
起きていたってどうしようもないし(^^;;;
午前7時半
起き出して洗面など朝の支度。電気がつかないので、停電用に用意してあったキャンプ用ライトをそれぞれが持って家の中を移動。
ありがたかったのは水は断水になっておらず、しかも温水器のお湯が残っているらしく、お湯が出る。
それと電気が止まったので暖房も止まったが、室内の気温はこの時点で華氏で70度(摂氏で約20度)ほどある。二重窓になっているし、構造的に気密性が高いらしい。

キッチンも電気なので使えないため、カセットコンロでお湯を沸かしてインスタントコーヒーの朝食。
わびしいが仕方ない(^^;;;

この時点で、知人から「うちも停電」などの情報が電話で入る。
ただしFAXとコードレス電話はまったく使えない。通じるのは寝室においてある機能のまったくないシンプルな電話のみ。
携帯電話の充電はしておいたが、私の使っている携帯はバッテリーのもちがあまり良くないので、緊急時以外は使わないことにして電源は切ったまま…(^^;;;
午後8時半過ぎ
ガレージのシャッターを手動であけて、主人が出勤。
外はまさしく「氷の世界」と化している。
往来に車はほとんどなく、ときおりスピードを落とした車がゆっくりと通り過ぎる程度。
でもチェーンをつけていないので診ている方も怖い(^^;;;
午前中
停電を免れた知人から避難に来たら?というお誘いの電話を頂くが、路面が凍結していて私の運転技術では外出がかなり恐ろしいので、お断りして家に居ることに。
お誘いありがとうございました。

家事をしようにも電気がないので掃除も洗濯も不可。唯一できたのはキッチンの片づけくらい。
その後は電池式ラジオを持ち出してきて、それを聞きながらトールペイントの宿題のベース塗りをすることに。
家の中はカーテンを開けておくと雪の照り返しもあって意外に明るい。
ただし本を読むにはキャンプ用ライトがないとちょっとつらい明るさ。


フリージングレイン写真集
凍りついたつつじ 外から見た我が家
どこもかしこも氷だらけ ポストが凍り付いて開きません(^^;;;

昼ごろ
突然ばきばきっとすごい音がしてフロントヤードの枝が落ちてくる( ̄□ ̄;)!!
一瞬、家に激突するのではないかと思って正直怖かったです。
でも植え込みに落下してくれてほっとしました。
この後、こんな天気の中、小包を配達に来たおねーさんはちょっと迷惑そうでしたが、私一人の力じゃどうしようもない…。
午後〜夜
炊飯器に残っていた冷ご飯でお昼(^^;;;
そのあとはデジカメで外の風景写真を撮ったりしてすごす。でもすることがな〜〜い(^^;;;
トールペイントの宿題をしたり、キャンプ用ライトを使って本を読んだりしてすごす。
途中でもらい物などの大きなろうそくが家にあることに気づいて火を入れる。香りが強そうでちょっと敬遠していたけど、こんなときには役に立つ(^^;;;

室内の気温はそう下がってはいないものの、底冷えを感じる。前日同様、早めに主人が帰宅。
ホテルへの避難も検討するが、結局家で過ごすことに。夕食はカップラーメン。

12月6日(金)
起床してもやはり停電のまま。
天候もよくなり、気温も上がって道路状況も良いようなので、今日は先に電気が復旧した友人宅に避難することに。
準備をしているうちに日本の私の実家から電話。新聞にアメリカ東部の大雪のニュースが大きく取り上げられていたとのこと。
うそをつくわけにも行かないので「停電してるよ」というとさすがにびっくりしたらしい(^^;;;
心配かけてごめんよぉ。みんなこのお天気が悪いのよ(^^;;;

外へ出ると凍りついた木々が日の光を反射して美しい。
これがノースカロライナ?と思えるような風景にしばし見とれる。
でも信号機は停電したままだし、近くのフードライオン(スーパー)は停電したまま。

友人宅へ到着すると、暖房の暖かさが身にしみる。電気ってありがたい。
この時点で長期化を覚悟していたので、洗濯をさせていただいたり、PCを借りて掲示板に書き込みをする。

ところがお昼を頂いて、しばらくした頃、出勤していた主人から連絡が入る
「留守番電話が応答するよ」
ということで様子を見に家に戻ってみると電気が復旧していました。
あああ、良かったあぁぁぁ〜〜〜。

我が家は都合30時間で復旧しましたが、もっと長期に停電されていた方もいると聞いています。
皆様、本当にお疲れ様でした。
これほど酷いwinter stormはそうめったに起こるものではありませんが、自然の恐ろしさを痛感した日々でした。

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